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講義内容

（１） 省エネ改修の基礎知識と改修事例（講師：横浜市まちづくりセンター）

（２） カバー工法による複層サッシの断熱性能の解説 （講師：サッシメーカー）

（３） ヒートポンプ・ガス瞬間式併用給湯器の省エネ性能の解説 （講師：給湯器メーカー）

見学内容

（１） カバー工法による複層サッシの取り付け実演

第３回の見学会は、横浜市の瀬谷区の相沢にあるＷ邸で行われました。

Ｗ邸は現行の住宅向け給湯器では最高グレードというべきヒートポンプ・ガス瞬間式併用給湯器へ交換しています。この機種は、潜熱回収型給湯器の機能へ更にヒートポンプ機能（クーラーと同じ）を付加し、給湯期初に電気を用い、ある程度お湯が温まったらガスに切り替えるというハイブリット給湯を行えます。この機種は、大家族の様に多くの給湯や温水床暖房用の熱源を必要とする場合によりコストメリットの高い商品です。

サッシ断熱は『カバー工法』といい、既存のサッシ枠の上から枠付き複層サッシを被せる方法を用いています。この工法のメリットは、壁を壊さずにできることに加え、二重サッシではないため、窓の開閉を二回行わなくて良い点にあります。※サッシの開閉が面倒になることが、二重サッシ唯一の欠点です。

このようにいわゆる『交換モノ』は非常に分かりやすく一長一短がありますので、設置前にはそれぞれの特性をよく見極める必要があります。

講義内容

（１） 省エネ改修の基礎知識と改修事例（講師：横浜市まちづくりセンター）

（２） 二重サッシ、ガラス交換の断熱性能の解説 （講師：サッシメーカー）

（３） 高効率給湯器の省エネ性能の解説 （講師：給湯器メーカー）

見学内容

（１） ガラス交換取り付け実演

第２回の見学会は年明けの１月、小春日和の陽気の中、行われ、見学先のＮ邸は、潜熱回収型給湯器の交換とサッシ開口部の断熱工事（二重サッシ及びガラス交換）を行いました。

潜熱回収型給湯器は一般にエコジョーズと呼ばれ、普通の給湯器では捨てていた熱を回収し、エネルギー効率を高めます。

また二重サッシやガラス交換は既存の窓やその周辺の壁を壊さずに設置が可能なため、設置コストの節減や工期の短縮が可能です。このことは、オーナーが在宅しながら工事を行うリフォーム工事では重要なポイントです。

またＮ邸では二重サッシ設置で既存の障子を交換する替わりに、障子と同じ目隠し効果のある二重サッシを設置しています。このように最近の二重サッシは単に断熱性向上のみならずデザインや意匠上の機能性も高く、一石二鳥の便利建材であるといえましょう。

講義内容

（１） 省エネ改修の基礎知識と改修事例（講師：横浜市まちづくりセンター）

（２） 二重サッシの断熱性能の解説 （講師：サッシメーカー）

（３） 高効率給湯器の省エネ性能の解説 （講師：給湯器メーカー）

見学内容

（１） 二重サッシ取り付け実演

（２） 潜熱交換型ガス給湯器（エコジョーズ）への取り替え実演

第１回はクリスマスシーズンにも関わらず、ポカポカ陽気の中で行われました。見学先のS邸は、サッシの断熱化、床下断熱等の省エネ改修に併せ、システムキッチンの交換とレイアウト変更、床材の貼替えと大規模なリフォーム工事を行いました。床材は合板下地の上に柿渋をＳ様自ら塗布し、自然建材仕上げとしています。
省エネ性の向上だけでは、断熱性ＵＰ以上に『良くなったな』という実感は湧きませんが、キッチン周りの利便性向上や自然建材の採用したリフォームを同時に行うことにより、 『凄くよくなったな』とＳ様が実感できる事例となりました。

『省エネ改修したら前年比で光熱費が約２２万円も安くなった！』

そんな快挙を自宅で成し遂げた横浜市泉区在住のＴ氏が「どうやってそんなに光熱費を安く出来たのか」を講義と現地見学で分かり易くご紹介したのが、この『住まいのエコリノベーション（省エネ改修）体感見学会』です。

省エネ改修のポイントは壁、床、天井に断熱材をたくさん入れて家を魔法瓶のようにし、夏は日射を遮断、冬は室内の暖気が逃げないようにして、無駄な電気やガスを使わないようにしたこと。

更に太陽光発電システムを導入し、自家発電により、電気使用量を削減した上、東京電力への『売電』で電気料金を徹底的に削減。省エネの成果はHEMS（電気、ガスの使用量を画面で確認できるシステム）を導入してリアルタイムでチェック可能に。最新の建築技術とホームエレクトロニクスが驚異の省エネ効果を実現しました。

この体感見学会には多くの市民の方が参加され、「実際の改修住宅の見学も出来て、とても参考になった。」とのご感想を多数頂きました。